火災による死因は、火傷が最も多く、次いで一酸化炭素中毒・窒息となっています。
死亡に至った経過をみると、死者数(放火自殺者等を除く。)のうち、逃げ遅れが全体の49.4%を占めている。
その中でも「避難行動を起こしているが、逃げ切れなかったと思われるもの(一応自力避難したが、避難中火傷、ガス吸引し病院等で死亡した場合を含む。)。」が最も多く、全体の17.3%を占めています。
火災で最も恐ろしいのは、炎よりも煙です。
煙は視界を遮り呼吸を妨げパニックを引き起こす要因ともなります。
一度逃げ出したら、絶対に戻らないようにしましょう。 エレベーターがあっても絶対使用しないで下さい。 できるだけ、建物外や下階に避難しましょう。
姿勢を低くし、ハンカチやタオルなどで口・鼻をおおい、早く逃げて下さい。大きな透明な袋が近くにある場合は被って避難するのも効果的です。
写真の様な四角いものが天井に設置されて居るのを見た事は有りますか?
病院や商業施設などに設置されて居る排煙口と言う設備です。
煙を感知器で検知して自動で開く様に設定されているのですが、火災時に開いていない場合は手動開放ボタンを押して逃げてください。
煙を感知器で検知して自動で開く様に設定されているのですが、火災時に開いていない場合は手動開放ボタンを押して逃げてください。
煙による逃げ遅れは高齢者や怪我人や乳幼児を抱えている方など避難弱者に多く起こりうります。
火災の際の皆さんのひとつの行動が誰かの命を守る事に繋がります。
排煙設備が固着して非常時に作動しなかったとしたら如何なるでしょうか?
報告義務を怠る事の罰則もさる事ながら、人命に関わる惨事を未然に防ぐ為にも検査を怠らない様にお願い致します。